最終更新日 2024年12月27日
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」として日本国内でも非常に人気が高い田村亮は、田村淳と共に93年にコンビ結成以来苦楽を共にしてきました。
現在二人が所属している吉本興業には、約6,000人のタレントが所属しておりタレント毎の様々な特徴や持ち味で、芸能界で激しく切磋琢磨を行っています。
その中でもこのコンビは吉本の言いなりになることはせず、独自にビジュアル系バンドjealkbとして活動をしたり、ネットで定期的に炎上するなどやんちゃも魅力の一つとして定期的に話題になっていました。
2019年に田村亮が闇営業問題として謹慎処分に
しかし2019年に田村亮が闇営業問題として謹慎処分となってからは、常に明るくやんちゃな私生活をおくっていた淳も亮の芸能界復帰のために様々な面でサポートを行って、復帰の道筋を確保するために努力をしたことにより、2020年1月から芸能界復帰となりました。
コンビといっても相方の不祥事によって、コンビを解消しお互いに違う道を選ぶことも十分に可能であったにもかかわらず、相方の淳は亮の復帰を願ったのは田村亮自身の真面目さやコンビを大切にする姿勢といった多くの魅力があることが関係しています。
田村亮は金髪にして、予測不能の天然キャラという特徴があり、話し出すと関西弁と標準語が入り混じり淳に対してツッコミをいれたり、逆にイジられてあたふたしてしまうといった人間らしい魅力を持っている人物です。
過去にロンドンブーツの二人が出演する番組の企画があった時は、あえて自分の意思は出さずに一歩引いた場所から淳を立て、仕切りの邪魔をしないことを徹底していました。
これは彼自身が番組を作る上で、企画作りには流れがあり自分が前に出ることで盛り上がっても編集しづらい環境を作りたくないというポリシーを持っているからです。
田村亮の魅力
淳が前にどんどん出て、亮が内助の功で支えるという場面が多いロンドンブーツ1号2号でしたが、企画によっては司会としてゲストへ絶妙な合いの手を行ったり、自分の意見をズバッというなど番組の特徴に合わせて適切な判断が出来ることも人気の理由です。
これは彼自身の考えで、トーク番組は自分の意思を示さないと聞き役ばかりになってしまい番組として面白みがでないため、自分の意思を入れたほうが予想に反し良いパターンに転ぶという独自の考えが関係しています。
元々田村亮は相方となる淳と同じ名字ということもあり、共通の友人の勧めもあり結成をした経緯を持ちます。
出会ったその日からネタを合わせても、当時は相手と長くコンビを組むという感覚はなく、事務所に所属はせずに数カ月間は東京都原宿の舞台で腕試しをしていました。
しかし舞台を通して、二人で考えたネタを行っていくうちに、お客さんにウケる手応えをつかんだことで、晴れて事務所を探す流れとなります。
当初は吉本興業ではなく、太田プロダクションを受けようと考えた二人でしたが、吉本興業が東京に劇場を作ることを知ったことで吉本に入ることになります。
デビュー後3年には冠番組を持つ
デビュー後3年には冠番組を持つなど、素人いじりで注目を浴びた二人はゴールデンタイムのレギュラー番組の担当をするなど、若い層から高い支持を受けました。
しかしこの時亮は、売れれば売れるほど一発屋として消えてしまうのではという危機感を常に抱いていました。
人気が高くなった時期に、彼が常に考えていたことは、売れて番組に出ていることが実力を伴っているということとは違うことです。
色々な事を経験した上で、自分たちが他人と棲み分けが出来ているのか判断できず、今の状況のままでいいのか常に不安に感じていました。
実際に当時担当した番組は、視聴率低下や番組編成によって終了するといった憂き目にあいますが、番組が立ち上がるということは終わることと一緒であり、どの局でも長く続く番組が少ない現状を受け入れ、仕方がないと開き直り次回に何をつなげるかに意識を持つようになります。
自分が不器用で嘘が得意ではない真面目な性格
そして田村亮の最大の魅力は、自分が不器用で嘘が得意ではない真面目な性格であることだといわれています。
芸能人は視聴者に対して楽しませるためなら、どんなウソをついても色々なことを行って器用にさばいていくことが求められている時代に、自分は器用ではなくウソも得意ではないと受け入れ、本当のことをいうことで自分の考えが相手に伝わりやすくすることを徹底しました。
こういった真面目な性格は、タレントを続けていく上で良い面にも悪い面にもなりますが、本人はそれでいらないといわれてもいいと受け入れていた部分が魅力だと多くのファンから支持されます。
そして自分の可能性を探るためにも劇団旗揚げを行ったり、話題になった淳の青山学院大学受験の背中を押しつつ、自身も教員免許取得を目指して大学受験を考えるなど、自分が出来ることを常に探しています。
そして視聴者が求めるものも変わり、バラエティーが弱くなっている今だからこそ、テレビがおもしろいと思える人気番組作りのために常に努力する姿は、多くの視聴者が魅力に感じている一部分です。
田村亮介さいたま市より引用